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夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)

夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)

司馬 遼太郎

3.5
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1件のレビュー

この本について

英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ...。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。

みんなの評価

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レビュー

shun
shun
2011年11月読了
明智光秀の将、斎藤内蔵助利三の妹菜々が遥か土佐の長曾我部元親まで嫁ぐところから始まる。
大将は臆病で調略を働かさねばならぬものと考え、子の千扇丸を戦場に連れて行き、臆病者であるかを見極め、大将としての器をはかろうとした。
四国平定の為、むやみに戦線を拡大するのではなく、まず交通の要地である白地を制圧する等、重心を見定めることに長じる。
「大将とは、最初に駈けぬもの、しかし最後まで退かぬもの」

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