この本について
幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。
みんなの評価
4.6
5
4
3
2
1
レビュー

zooko012
2016年6月読了
今更ながらの「燃えよ剣」。万人に愛される本書があるが、いまいち乗り切れなかった。おそらく土方が自分の好きなタイプでないから。自分が評伝小説で魅力的に思う主人公像は、常人には及びもつかないハチャメチャ天才型か、知性型か、ヘンテコでどこか可愛げ・ユーモアがあるか、といった感じ。基本、不器用・信念のみの男(それもそれで開き直っている男)は嫌い。というわけでいまいちな読書結果であった。
後記:その後色々読み進め、そもそも、自分は新撰組に全く共感するところがないことがわかった。どおりではまれないわけで。。
後記:その後色々読み進め、そもそも、自分は新撰組に全く共感するところがないことがわかった。どおりではまれないわけで。。