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三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

吉村 昭

3.8
18人が登録
2件のレビュー

この本について

明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのか―前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに再現した震撼の書。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2010年5月読了
タイトルの通り、過去数度となく三陸海岸を襲った「津波」に関してまとめられた一冊です。

明治29年にあった津波から最近の津波までを網羅しているのですが、その変遷、特に人間側の津波への対策の進歩具合には目を見張るものがあります。

そして、何よりも津波に遭遇した人々の手記が息を飲ませる内容となっています。特に子供達の作文が。

ちなみに当時、津波は「よだ」と呼ばれていたそうです。また、「海嘯(かいしょう)」とも。「嘯く(うそぶく)」と言うのは波が押し寄せるときの轟きを表現したそうで。

嘯く(うそぶく) - 語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/u/usobuku.html
hmmt1968
hmmt1968
2012年2月読了
これを読んでから、想定外だと言ってみろ。

読書ステータス

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