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君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はない (新潮文庫)

垣根 涼介

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1件のレビュー

この本について

「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが...。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。

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レビュー

Miku
Miku
2012年4月読了
リストラ会社勤務の元ライダーを目指したが、なりきれず引退した男。
40手前の女性陽子を面接するが、その人にひかれるものがあり、つきあうことになる。

社会、会社で社員がどう評価されなぜリストラされて行くのか。
社員にかかる費用と、社員の会社への貢献、という形で考えたことがなかったから、現実的に会社の考え方の一面を知れた気がする。

約束に遅れながら、怒っているあいてに聞こえないふりをするってのは、なかなかだなと思った。達観を知らない、という強み。

リストラは法律違反。だから辞職を促す→アウトソーシング。
サラリーマン人生いい時も悪い時もある。シーソーゲーム。さがって投げやりや自分を儚むのではなく、やりたいしごとを。
今までの自意識や常識がつうようせず内面が変わらざるを得ない瞬間=人間が最も輝く

読書ステータス

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