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東京湾景 (新潮文庫)

東京湾景 (新潮文庫)

吉田 修一

4.3
11人が登録
2件のレビュー

この本について

「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。

みんなの評価

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2008年4月読了
港の倉庫街を流星のように横切るきらびやかなモノレール。
対岸のオフィス街の光。レインボーブリッジ。
情景描写が素晴らしくて、亮介と美緒が見つめる景色をはっきりと想像することができる。この設定にまずやられた。
港で働く寡黙な男の心理描写なども好みの設定。
雰囲気惚れの一冊。
rai8matsu
rai8matsu
2011年6月読了
設定としてはリアルじゃないけど、何故かリアルに感じられた。
ハッピーエンドか、バッドエンドか自分で考えろ。というスタンスは好きになった。
個人的にはその中間のような関係で終わるだろう、と予想。

読書ステータス

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