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沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

梨木 香歩

3.8
11人が登録
3件のレビュー

この本について

はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ―「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2008年12月読了
うーん、迷いましたが三つ。

全体の雰囲気は嫌いではないのですが、話がブツ切れになる感になかなかついて行けませんでした…。

糠床はいいなーと思いましたが。
あみか
あみか
2010年2月読了
糠床怖いです。
これから先、糠床は怖いような気がする・・・
思いがけず、大きな話になっていって
最終生命の誕生みたいな話になるとは思わなかった。
酵母の話から。
途中、途中に挿入される不思議な話が
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を
思い起こさせて好きだった。
annami
annami
2010年6月読了
ぐるりのことを読みながら、梨木さんの文書から浮かびあがる風景にひかれ、何か小説を思い手にした一冊。最初は「ぬか床」??って思いましたが、最後にこういう世界観に至るとは・・・ 先が気になり一気に読んでしまいましたが、もう一度じっくり読んでみたいと思います。荒唐無稽な話のようでいて、生命って?というのが根源にあり、奥深いお話です。パラレルワールドというより、一つの世界の中に、もうひとつの世界が内包されている感じかな? ジョーカーの存在も意味深です。

読書ステータス

読了 9人
読みたい 2人

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