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さがしもの (新潮文庫)

さがしもの (新潮文庫)

角田 光代

3.5
19人が登録
3件のレビュー

この本について

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。

みんなの評価

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レビュー

とくこ
とくこ
2013年7月読了
本をキーワードにした短編が9編。
個人的には「ミツザワ書房」とあとがきエッセイが印象に残ってる。
短編集というより、こういう本との付き合い方っていいよね、という考えを物語の形にした感じ。再読をするような話が多くて、作者は読書の面白さをそこに見出しているんだなと思った。私は再読よりも今はもっとたくさん、色んな本が読みたいという気持ちが強いのであまり共感には繋がらなかったけど、読後はやたら本を読みたくなる。
あと、本にサイン書いて古本屋に売りに行きたくなる。
obamiho
obamiho
2012年3月読了
本と出会いの話
史織
史織
2014年5月読了
短編集。考え方の倉庫、色んな人生が本を軸に描かれている。

読書ステータス

読了 15人
読みたい 2人