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残り全部バケーション (集英社文庫)

残り全部バケーション (集英社文庫)

伊坂 幸太郎

4
8人が登録
2件のレビュー

この本について

当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される。デタラメな番号で繋がった相手は離婚寸前の男。かくして岡田は解散間際の一家と共にドライブをすることに―。その出会いは偶然か、必然か。裏切りと友情で結ばれる裏稼業コンビの物語。

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レビュー

とくこ
とくこ
2016年2月読了
「この小説読んでいる間はいろんな嫌なことを忘れられますように」という作者直筆のPOPに撃ちぬかれて購入。

岡田と溝口。
二人の裏稼業下請けコンビが物語を一本にまとめる。
「タキオン作戦」の爽快感。

ラストの名言はしないけどハッピーエンドと確信を持てる感じ、いいな。
気分転換に丁度いい一冊。
yuchan
yuchan
2016年6月読了
表題作「タキオン作戦」「検問」「小さな兵隊」時期も掲載されていた雑誌も違って「飛べても8分」が書き下ろされひとつの連作短編集になっている伊坂さんらしいストーリー。裏家業の岡田と溝口の漫才のような掛け合い。悪いことをしているのにもっと悪いことをしているやつをやりこめようとするからなのか憎めない奴ら。「車のレバーをドライブに入れておけば勝手に前に進む。」「ちゃらん、とスマートフォンが鳴った。焼肉屋だったら承知しねえぞ。」前向きで余韻があってよかった!残り全部バケーション!と叫ぶ溝口が目に浮かんでしまった。

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