この本について
運動も勉強も得意な、学年の人気者トシと、万引きをしたという噂を持つ、気の弱いワタル。親しくなった二人に対して、クラスの雰囲気は冷たくなるばかり。トシまで周囲から孤立してしまい、ワタルも予期せぬ問題に直面する。ワタルを助けたい―トシは、二人で街を出る計画を立てて...。表題作「ロードムービー」他二編に加え、短編「トーキョー語り」と特別書き下ろし「街灯」を収録。
みんなの評価
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4
3
2
1
レビュー
辻村さんのデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」の後日談であり、短編集。本編はこのための伏線だったのでは？と思えるくらい、自分にとっては美しい物語の連続だった。主人公達の成長も去る事ながら、著者である彼女自身も洗練された筆運びから成長しているのが見えて、そこも嬉しくなった。まだ2冊めなので、他作品も楽しみ☆
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