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悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

吉田 修一

4.3
59人が登録
6件のレビュー

この本について

馬込光代は双子の妹と佐賀市内のアパートに住んでいた。携帯サイトで出会った清水祐一と男女の関係になり、殺人を告白される。彼女は自首しようとする祐一を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か?毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した傑作長編。

みんなの評価

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レビュー

rai8matsu
rai8matsu
2011年6月読了
立場が変わる度に、考え方が変えられた。
祐一の性格に共通する部分を感じ、すごく引き込まれた。
とにかくいろいろなことを考えさせられた。
keicotango
keicotango
2011年7月読了
誰が《悪人》なのか? 考えさせられる。
げみこ
げみこ
2011年11月読了
最後に花を供えに行くシーンの、自問自答が、この本の全てです。悪人は、本当に、悪人なのか?
MD
MD
2012年11月読了
被害者の父親の下りからどんどん面白くなって行った。最後も良かった。
かるはらうつま
かるはらうつま
2013年4月読了
実際にありそうな殺人事件。
可哀想な加害者と、他人を蔑む故に被害者となってしまった少女。

自分の気持ちを受け止めてくれる相手がいれば、衝動的に犯罪者となってしまう人も減るのではないか。

悪人というタイトルは、この物語の最期の一瞬にしか含まれていないように感じて、しっくりこない。

結局、加害者よりむしろ被害者の方が悪人の心の持ち主に思える。
くろ
くろ
2014年7月読了
どちらも被害者にはなれない

読書ステータス

読了 52人
読みたい 6人