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今昔物語集〈本朝世俗部 1〉 (1978年) (新潮日本古典集成)

今昔物語集〈本朝世俗部 1〉 (1978年) (新潮日本古典集成)

阪倉 篤義

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レビュー

Yoo
Yoo
2012年7月読了
大化の改新は蹴鞠で意地悪されたから起こったの、と言う感じだが、まあ象徴的出来事として描いているのでしょうね。内大臣が鷹狩で雨に降られて美女に会って懇ろになると言うところまで読んで、確か古事記にも同じ様な話があったのを思い出し、また忘れてしまうのかと思いきや、この人はそうではなく、女を忘れられず、最後には妻に迎えると言う良い話だった。次の人の奥さんを貰ってしまう話も
面白い。国司のところに衣を取り戻しに行った尾張の女を離縁してしまうとは、情けない。その他、百人力とか五百人力とか凄いのが登場する。蝉丸のところに三年も通った博雅は、ちょっと弾いてくれと頼む訳にはいかなかったものかと思う。紀貫之が柱に歌を書きつける話は、親として泣ける。

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