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暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカ

原田 マハ

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3件のレビュー

この本について

反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した...。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。

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レビュー

さやか
さやか
2016年10月読了
芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ。
バスクに真の自由が訪れる日。それは、バスク人民を含む全スペイン国民が、いかなる政治的・宗教的・民族的イデオロギーの制約も受けず、一義的で単眼的な思想にも縛られず、高度な自治権のもとに、すべての人々が文化的生活を保障され、平穏で幸福な日常を送れるようになる。そしてその一切を無意識に享受できている。それこそが、バスクに自由が訪れた日の証となる……
zooko012
zooko012 2016年5月読了
「楽園のカンヴァス」「ジヴェルニーの恋人」「モダン」に連なる原田マハ渾身の美術小説。ピカソに戦争にゲルニカにと、題材は興味深いし、スケールも大きいのだけど、現代部分が少し破天荒すぎて弱いかも(過去のゲルニカの制作過程は興味深かった)。出来としては「楽園のカンヴァス」の方が遙かにいいと思う。悪くないが、もっと凄いものが出てくると期待していたのが正直なところ。とはいえ、今後も彼女の美術小説を楽しみにしたい。
くーさん
くーさん
2016年7月読了
大変勉強にはなったけど読み進めるのが結構大変だった。

読書ステータス

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