内容紹介
反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した...。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。

📝 レビュー (さやかさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ。
バスクに真の自由が訪れる日。それは、バスク人民を含む全スペイン国民が、いかなる政治的・宗教的・民族的イデオロギーの制約も受けず、一義的で単眼的な思想にも縛られず、高度な自治権のもとに、すべての人々が文化的生活を保障され、平穏で幸福な日常を送れるようになる。そしてその一切を無意識に享受できている。それこそが、バスクに自由が訪れた日の証となる……
バスクに真の自由が訪れる日。それは、バスク人民を含む全スペイン国民が、いかなる政治的・宗教的・民族的イデオロギーの制約も受けず、一義的で単眼的な思想にも縛られず、高度な自治権のもとに、すべての人々が文化的生活を保障され、平穏で幸福な日常を送れるようになる。そしてその一切を無意識に享受できている。それこそが、バスクに自由が訪れた日の証となる……
読書履歴
2016/10/10
357ページ