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獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

上橋 菜穂子

4.3
26人が登録
2件のレビュー

この本について

カザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して人に馴れない、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせあう術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく―。新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。

みんなの評価

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レビュー

jah_yomou
jah_yomou
2010年8月読了
世界観を丁寧に作り込んだ正統派ファンタジー小説。
作品始まりの文体やストーリー展開からは、アルプスの少女ハイジや母をたずねて三千里、または赤毛のアンといった名作を彷彿させる、雄大な野性味と人間のふれあいにときめきを感じる。物語が進むにつれ、終末歴史観を背景とした社会と人々の思惑の連鎖、再動に翻弄される少女の運命に夢中になる。架空の獣たちと人との繋がりを通じて、様々な都合や欲望によって矛盾する社会の中で生きる厳しさと希望を伝えてくれるお話。
NHKでアニメ化されるだけに子供にも伝え読ませたくなる安心感をもつ作品。そして、一級のエンターテイメントだけに大人は一気に読み切り!です。
もん
もん
2012年8月読了
3巻と4巻を読んだあとに読み返している。エリンは夢中で生きている時代が一際魅力的。

読書ステータス

読了 26人

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