みんなの評価
3.5
5
4
3
2
1
レビュー

初三浦しをん。
これを一冊目にするべきじゃなかった。
想い出と罪悪感と自分の気持ちと相手への想いで雁字搦めになって動けないでいた2人が、その紐の解き方と向き合う話。
古書、日本家屋、山奥の村、雪、と要素たっぷり。それをきっちり物語を形作る物としてまとめ上げて書き上げた表現力は素晴らしかった。
けれど、文章で魅せるより話で魅せる人なんじゃないかと読んでいて感じて、いまいち表現に浸りきれなかったし、話の面では退屈でもなければ特筆するような意外性もない。
浸りきれないといえば、真志喜と太一。
ただ2人の間にあるものや、互いの想いを描いている分にはよかったけど、間にあからさまに匂わせる表現を挟まれて妙に白けた気持ちになってしまって、引っかかりながら読んでた。
全体的に水中に雪の降るスノードームみたいな、静かな雰囲気は嫌いじゃなかった。
また違う作品も読んでみよう。
これを一冊目にするべきじゃなかった。
想い出と罪悪感と自分の気持ちと相手への想いで雁字搦めになって動けないでいた2人が、その紐の解き方と向き合う話。
古書、日本家屋、山奥の村、雪、と要素たっぷり。それをきっちり物語を形作る物としてまとめ上げて書き上げた表現力は素晴らしかった。
けれど、文章で魅せるより話で魅せる人なんじゃないかと読んでいて感じて、いまいち表現に浸りきれなかったし、話の面では退屈でもなければ特筆するような意外性もない。
浸りきれないといえば、真志喜と太一。
ただ2人の間にあるものや、互いの想いを描いている分にはよかったけど、間にあからさまに匂わせる表現を挟まれて妙に白けた気持ちになってしまって、引っかかりながら読んでた。
全体的に水中に雪の降るスノードームみたいな、静かな雰囲気は嫌いじゃなかった。
また違う作品も読んでみよう。
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