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裸者と裸者 上 (1) (角川文庫 う 15-3)

裸者と裸者 上 (1) (角川文庫 う 15-3)

打海 文三

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1件のレビュー

この本について

応化二年十一月未明、〈救国〉をかかげる佐官グループが第1空挺団と第32歩兵連隊を率いて首都を制圧。同日正午、首都の反乱軍は〈救国臨時政府樹立〉を宣言。国軍は政府軍と反乱軍に二分した。内乱勃発の年の春にすべての公立学校は休校となった。そして、両親を亡くした七歳と十一ヶ月の佐々木海人は、妹の恵と、まだ二歳になったばかりの弟の隆を守るために、手段を選ばず生きていくことを選択した——。

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2008年7月読了
表紙を見て「ライトノベル?」とかって思ってましたけど、そんなんじゃねー!ってのが現時点での感想。

日本で戦争が勃発して、政府は機能しなくなって、各地方で反乱軍が群雄割拠みたいな。

聞いたことがありそうなプロットではありますが、その描写の細かさとテンポの良さはすごいです。

で、主たる舞台が茨城ってのも興味深い。茨城出身なので。見知った地名が戦場になっているって、なんと言うか不思議なカタルシスを感じてしまうのはなぜなんだろう…。

ちなみに性的描写とかけっこうキツいです。

読書ステータス

読了 4人

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