メニュー
海神別荘―他二篇 (岩波文庫)

海神別荘―他二篇 (岩波文庫)

泉 鏡花

5
1人が登録
1件のレビュー

この本について

美女「ここは極楽でございますか」。公子「ははは、そんな処と一所にされて堪るものか。おい、女の行く極楽に男はおらんぞ。男の行く極楽に女はいない」―久保田万太郎、芥川比呂志、さらに坂東玉三郎らの演出によって上演された表題作は「天守物語」「夜叉ケ池」とならぶ鏡花幻想劇の極致。「山吹」「多神教」を併収。

みんなの評価

5
5
1件
4
0件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

miyan
miyan
2010年9月読了
実に神秘的で、美しい
鏡花の戯曲です。
人はいけにえにささげられた後
どこへ行くかという先のお話の
表題作。

そして呪詛に手を出した
女性をひっとらえた神職が見る
驚きの光景の「多神教」
こういう作品は鏡花だからこそ
書けるのです。
他の作家では書けません。

この本を読んでいる人(1人)

読書ステータス

読了 1人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します