
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
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書籍情報
- 著者:
- ロバート・A・ハインライン
- ページ数:
-
504ページ
- 参照数:
- 834回
- 登録日:
- 2009/12/08
- 更新日:
- 2009/12/08
- 所有者:
-
taka_akiさん
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「最も崇高な運命は、愛する祖国(ホーム)と戦争の荒廃のあいだに、その身命を投げ出すことなのだ」
ハインラインの軍国主義的な側面が表れた作品と評されるが、その通り。しかし、興味深いのは、スタンリー・キューブリックが映画「フルメタル・ジャケット」で、過酷な訓練を通じて人間を殺人機械としての海兵隊員に仕立て上げていく様を描いたのとは、逆のベクトルから同じことを描いている。
「『…その名を輝かしめよ、ロジャー・ヤングの名を…』俺は装備をひっつかんで急いだ。故郷とは心のあるところだ。おれは、故郷へ帰るところだった」
人間にはホームが必要。ホームとは、ある人には家族であり、仲間であり、故郷であり、祖国であり、自分が所属する組織である。主人公は厳しい訓練を通じて、隊の仲間や上官と心を通じ合わせ、立派な機動歩兵になった。機動歩兵なったことで、彼のホームは機動歩兵であり、自分の部隊となった。そのため、祖国のために戦うはずが、機動歩兵のために、戦う戦士として行動していく様が、そこかしこに描写されている。本人が自主的に愛情をもって、軍隊のために戦う。
故郷、祖国を守るために戦うしながら、いつの間にか、組織を心のよりどころして、組織防衛を優先させる。それはとても美しいものとして描かれることは現実にも沢山ある。過去の歴史的事実だけでなく、現在の社会においても大量。愛国者、愛国主義なんて言葉を使っていても、組織防衛に不審するのが関の山なる。本人達が無自覚的にそうなっていくことに問題があるが、権力を集める組織とは常にそういうものであるとも言える。

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正直、三度目な気がする、これを読むのは。なんと言うか自分の原点の一つになっている気がします。夏への扉含めて。
パワードスーツかっこえー。ただ、うんちくと言うか難しい部分あったりしますけど。それでもやっぱり、機動歩兵カッコいいー。