南総里見八犬伝 6
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南総里見八犬伝の原文第6巻は第九輯中帙(巻の七から十二)を収めている。前巻の最後で登場した犬江親兵衛が捕らわれの身の義通を救い出し舘山城を任されるが、妙椿の反間の計により親兵衛は遠ざけられ、館山城は再び素藤に奪い返される。最後の回では遠ざけられた親兵衛が毛野、道節と因縁のある河鯉孝嗣と出会う。荒芽山で死んだと思われていた老夫婦や小文吾が任されながら見失った二人の嫁も現れて、それは何よりとは思うものの、伏姫に活躍させ過ぎではと思う。なお、伏姫は後に浜路姫を救出する時には自ら出馬する大活躍である。9歳の少年である親兵衛が一人で素藤をとりおさえて義通を救うところがここの見せ場なのだが、かなり無理があるのではと思ってしまう。仁の玉を持っていて伏姫に仙漿奇果で育てられたためなのだが、完全なるチートである。それにしても妙椿の活躍は期待通りで、元々武士ではない素藤の戦いが大したことないのを、ただ妙椿だけが助けていて、面白い。船虫と言い妙椿と言い、悪いのは女ということなのかもしれないが、彼女らの活躍?で話が面白くなっている。