わが師折口信夫 (朝日文庫)
この本の所有者
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
読書履歴
AIが見つけた似た本
「わが師折口信夫 (朝日文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
「森蘭丸は織田信長に愛されたということで、歴史に名が残った。君だって、折口信夫に愛された男として、名前が残ればいいではないか」と折口信夫に体の関係を迫られた弟子のそのセクハラパワハラの一部始終を書いた単なる告白本(文学的妙味もないと思う)。正直、このような本を書いた心理を考えると、後味が悪い。ただ、弟子に拒絶されても、通常のセクハラ事案と異なりポジションを奪うでもなく、反対にポジションを用意してやり、弟子の気持ちも顧みず、弟子に対する思いを堂々と美しい歌に残す、折口はやはり怪物。また、最後の愛弟子、岡野(「折口信夫の晩年」の著者)が折口信夫の同性愛関係をつらつらとあとがきで書いているのが凄い。