サヨナラ、学校化社会 (ちくま文庫)
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内容紹介
書籍情報提供: Google Books
📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
要約すれば、「東大に行っている学生は、先生や親から喜ばれるような成果は出して来ているけど、オリジナリティとかは全然だよーと東大の先生が言っている」一冊。
あ、要約とかもうまいってのも特徴。
上野氏の一言一言が突き刺さる訳で。たとえば、
「やればできる、と思えている君たちのその能力は、君たちが自分で獲得したものではない。それはまわりが君たちに与えてくれた環境のおかげだ。やらせてくれ、できれば褒めてくれ、伸ばしてくれるいう環境があってはじめて、やればできる、と思えてきたんだ」
とか、
学校は実社会とは異なる場です。失敗が許され、それがダメージにならずにすむ場であり、試行錯誤ができる訓練期間です。
などなど。ヘーと思わされることがたくさん。自分も学校という価値観にいまだに囚われているなーと反省しきりっす。
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予備知識なしで読んでみたら意外にも面白かった本。
要約すれば、「東大に行っている学生は、先生や親から喜ばれるような成果は出して来ているけど、オリジナリティとかは全然だよーと東大の先生が言っている」一冊。
あ、要約とかもうまいってのも特徴。
上野氏の一言一言が突き刺さる訳で。たとえば、
「やればできる、と思えている君たちのその能力は、君たちが自分で獲得したものではない。それはまわりが君たちに与えてくれた環境のおかげだ。やらせてくれ、できれば褒めてくれ、伸ばしてくれるいう環境があってはじめて、やればできる、と思えてきたんだ」
とか、
学校は実社会とは異なる場です。失敗が許され、それがダメージにならずにすむ場であり、試行錯誤ができる訓練期間です。
などなど。ヘーと思わされることがたくさん。自分も学校という価値観にいまだに囚われているなーと反省しきりっす。