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雨ン中の、らくだ

雨ン中の、らくだ

立川志らく

この本の所有者

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501,024回参照
2011年12月30日に更新

書籍情報

ページ数:
288ページ
参照数:
501,024回
更新日:
2011/12/30
所有者:
zooko012 zooko012さん

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📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
先日亡くなった談志の弟子志らくの談志との日々を綴った自叙伝である(談春の「赤めだか」の青めだかバージョン)。自分は志らくの落語を聴いたことがないが、この本を読んで、改めて聴いてみよう!という気にはとてもならない。以下この本の概要。
① 談志は天才である
② 談志は何よりも、狂気(イリュージョン)である点において、天才で価値がある。
③ その談志が、志の輔でも談春でもなく、狂気の後継者、最大の理解者として、自分を指名した。
④ そんな自分は偉い。凡人には自分を理解できまい。
⑤ 高田文夫も嵐山光三郎も大林宣彦も皆自分のことを天才だと言っている

端的に言えばコンプレックスに裏打ちされた自慢本である。。。
こんなところも談志に似ているのかも・・。しかし、痛い本だ・・と、興味深くあっという間に読み終えた。その意味では書籍としては成功しているかも。

【エッセイ・ノンフィクション2011ベスト】
1 「アフリカの日々」ディーネセン(人生のNO1かも)
2 「どうして羽生さんだけがそんなに強いのですか」「シリコンバレーから将棋をみる」梅田望夫(将棋、面白し)
3 「旅をする木」等一連の星野道夫著作(素晴らしい)
4 「聖の青春」大崎善生
5 「小澤征爾さんと、音楽について話をする」村上春樹
6 「パリ左岸のピアノ工房」T.E. カーハート
7 「ぼくはこうやって詩を書いてきた」谷川俊太郎
8 「山登りはじめました」鈴木ともこ
9 「エンデュアランス号漂流」ランシング

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