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📝 レビュー (アキバさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
分かっているようで、ちゃんとは知らないユダヤ教、キリスト教、イスラム教の関係を分かりやすく解説し、更にそれぞれ信仰の代表者のインタビューも載っていて、お互いの宗教をどう捉えているのかが分かる非常にすっきりと頭に入る本。ここから自分の信仰に対する姿勢も改めて考えさせられた。
ただ残念なのは、最後に記載されていた著者の友人Aのメールの内容に対しては違和感を覚えた。掲載した意図は在米日本人から見た、アメリカ中西部におけるキリスト教原理主義者の異常性について知ってもらおうというものだが、その友人Aの背景や、著者との関係も良く分からない人物の個人的な意見を、そのまま素直に現実として鵜呑みにすることに抵抗を感じる。
ともあれ、宗教からくる偏見、差別、虐待だけにスポットを当てて、怖いものと結論付けるより、良い面にも目を向けさせない限り、日本人にとって宗教はいつまで経ってもタブー視されるだろう。
ただ残念なのは、最後に記載されていた著者の友人Aのメールの内容に対しては違和感を覚えた。掲載した意図は在米日本人から見た、アメリカ中西部におけるキリスト教原理主義者の異常性について知ってもらおうというものだが、その友人Aの背景や、著者との関係も良く分からない人物の個人的な意見を、そのまま素直に現実として鵜呑みにすることに抵抗を感じる。
ともあれ、宗教からくる偏見、差別、虐待だけにスポットを当てて、怖いものと結論付けるより、良い面にも目を向けさせない限り、日本人にとって宗教はいつまで経ってもタブー視されるだろう。