
内容紹介

AIが見つけた似た本
「掏摸」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
きよしこ (新潮文庫)
重松 清
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
ううーむ・・・
前評判のように、「ぐいぐい引き込まれる」というよりは、むしろ真綿で首を絞められるようにじっとりと物語に絡め取られてしまうような小説でした。
ずっと真っ黒な空の下、土砂降りの雨の中でじっくりゆっくり事態が進んでいくような感じ。
まさに純文学だにゃ。
圧倒的な悪って、却ってリアリティがなくなってしまうんだな。
この小説の木崎のような悪よりも、米沢や、木崎の手下の小悪党たちのほうがずっとリアルな恐怖を感じた。
木崎が完全に人の心をなくしてるからかな。。
ある意味寓話みたいな。そんな印象を受けました。
人との出会いが運命になるのか、運命が出会う人を決めるのか。
きのう読了した『横道世之介』と2冊連続で
「人との出会い」「運命」ってものを考えてしまいました。
ベクトル全然ちがうけど。。。
まだ積読中の中村文則作品も早く読まなくては。
