
対岸の彼女 (文春文庫)
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専業主婦の小夜子とベンチャー企業社長の葵。対岸にあるような二人の人生が同じ大学の同級生であったという親しみのせいか、新事業立ち上げで急速に接近していくのだが、様々な原因ですれ違っていく。という大まかな内容が小夜子の視点で書かれている現在。もう一方で葵の視点で過去がつづられているのが交互に繰り返されている。途中で読むのをやめてしまうとわけがわからなくなってしまいそうなので一気に読んだ。良書なのだが、学生時代、ママ友などの人とのつながり、濃密な関係にしり込みしたり、希薄な関係でもがいたりいろんなことを思い出させられ苦しくなってしまう。最後は希望が持てる終わり方だったのが救われたかな。




































