読書履歴
AIが見つけた似た本
「ばにらさま」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
うそうそ
畠中 恵
日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くこと...
ドキュメント 屠場 (岩波新書)
鎌田 慧
屠場―。そこは鍛え上げられた職人芸が、商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ。日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と、いわれなき職業差別と身分差別にさらされながら、合理化の波に抗して...
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
表紙に惹かれて手にとった遺作となる6編の短編集。「ばにらさま」好きでもない男とつきあい、本心をさらけ出すのはSNSのみ。痛い白い女。「わたしは大丈夫」わたしって誰?ともう一度読み直してしまった。「菓子苑」胡桃と舞子の関係に気づいた時はやられたと思った。「バヨリン心中」祖母の言葉は名言だ。恋とは生き物になること。「20×20」作家としての自分を投影しているのではないかと思った。「子供おばさん」大人になりきれず幼稚さと身勝手さが抜けることのないまま。確実に死ぬ日まで。痛いところを突かれた。