メニュー
時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

この本の所有者

(5.0)
3人が登録
120回参照
2009年8月30日に更新

書籍情報

ページ数:
363ページ
参照数:
120回
登録日:
2009/08/30
更新日:
2009/08/30
所有者:
ゆえ ゆえさん

この本を共有する

内容紹介

膨大な知識と認識の集積地である、時載りが住む尖塔“バベルの塔”。その塔から世界に7人しか存在しない“時砕き”として承認されたリンネは、時の把手と呼ばれるドアノブを授かり、いつでもバベルの塔に行くことが可能になった。そしてリンネと僕は、新たなわくわくする冒険を求め塔に行き、ひとりの女の子と出逢う。しかし人間界の1分が、塔での25分にあたることに気がついた僕らは、時が持つトラップに巻き込まれていく―。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を9冊見つけました

72.9%
クラインの壺 (講談社文庫)

クラインの壺 (講談社文庫)

岡嶋 二人

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...

12人 4
72.6%
円環少女 7 (7) (角川スニーカー文庫 153-9)

円環少女 7 (7) (角川スニーカー文庫 153-9)

長谷 敏司

東京を恐怖に染めたテロリストとの戦いを終え、ニセ教師としての日常を取り戻した仁だったが、“公館”からの離脱により専任係官の任を解かれ、封印魔導師メイゼルも彼の管理下から外されてしまった。新たな道を歩み...

3人 4
71.6%
終わりのクロニクル〈7〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)

終わりのクロニクル〈7〉―AHEADシリーズ (電撃文庫)

川上 稔

2nd‐Gの概念下で命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄...。一方、その命刻は詩乃を抱え、かつてTop‐Gで新庄の両親が作り上げた、概念創造機械ノア=バベルへと向かった。そして、マイナス概念の活性...

4人 5
70.8%
三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)

斎藤 孝

青で「まあ大事」、赤で「すごく大事」、緑で「おもしろい」。三色ボールペンで色分けしながら文章に向き合うことは、シンプル且つ誰にでもできる読書法。最も簡単な、脳を鍛えるトレーニングツールだ。カチカチとボ...

3人 4
aoitaku
aoitaku Lv.120

 この作品は、時間SFであり、そしてこれは児童文学でもある。もちろんライトノベルではあるけれど、これは、無邪気で、愚昧な子供たちが、冒険して、成長するジュヴナイルだから。
 今回の物語の時間の仕掛けは、なかなかに凝った内容だったと思います、が、仕掛けを語るにあたって、もうちょっと伏線があれば、というのが非常に惜しいところ。このあたりが練りこまれることで、SFとしてもよくできた作品になっていたことと思います。
 ただその手のミステリ的問題提示と解決という構図は、ともすれば、子供たちの、子供たちであるからこその、無知や、浅慮さによって引き起こされる大失敗、そこから何か学び、成長する、という過程を歪めかねないのかも、とも思うので、なんとも。

 ドラえもんでひみつ道具についてあれこれ講釈を垂れないのは、大事なのはひみつ道具がもたらす不思議がどうのこうの、ではなく、その不思議によって、彼らが何を得るのか、というところこそ大事だからではないでしょうか、と、疑問系で終えてみます。
 結論を出さないのは日本人の悪いところであり、一方で、ぼくらの文学を育んできた地盤でもあると思うので。

 ***

 といいつつ、これはラノベなのでMVPを。
 リンネ一等賞!
 といいたいけど、ハルナさんで。次点でリンネ、G、凪の順。ルウももうちょい出番がほしいなぁ。
 今回凪は本当におまけというか、デウスエクスマキナとしての役割を全うするためだけに登場した感。かえってすがすがしいですけど。
 重ねて書くけど、ルウの出番をもうちょい増やしてあげてほしいなぁ。SF的な仕組みの謎解きをやるなら、ルウを探偵役に持ってくれば、結構いい感じだったんじゃないかなーと思うし。完全外野だったもんなぁ。
 今回の挿絵の見所はルウのおでことハルナさんがリンネのほっぺをふにふにするところでした。おなかいっぱい。絵の人はだいぶ上手になってきたと思います。いや、もともと下手ってわけじゃないけど、いい感じにこなれてきたというか。

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します