📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
杉村三郎シリーズ第五弾。中篇三編。「絶対零度」では結婚した娘が自殺未遂をはかったあと精神科に入院して連絡が取れないという母親からの依頼。解決した内容はあまりにもむごい事件に巻き込まれたというより見て見ぬふりをしたという内容で心が重たくなった。「華燭」は一番さらっとしていた。花嫁に幸あれと思う。「昨日がなければ明日もない」にでてきた美姫は自己中すぎてあきれてしまった。ここまでいやな奴を書ききる宮部さんがすごいということか。このシリーズは後味はよくないのだが魅かれてまた読むことになると思う。
読書履歴
2019/09/15
400ページ
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