
📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
宮部さんの時代小説はほんとにおもしろい。北見藩藩主の重興は、成りあがりの伊東成孝に藩のことをまかせていたのだが、代々の家老衆によって乱心を理由に「押込」と隠居させられた。重興は別邸・五香苑の座敷牢に幽閉され、成孝は切腹した。重興を救おうと各務多紀、多紀の従弟の半十郎、五香苑の石野、お鈴、医師の白田、周りの人々がそれぞれの個性がしっかり描かれていて徐々に乱心の原因の謎が明かされていく。これからどういう風に進むのか、早く下巻が読みたい。
読書履歴
2018/07/21
397ページ
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