
内容紹介

読書履歴
AIが見つけた似た本
「この世の春 上」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が...
東京てくてくすたこら散歩
伊藤 まさこ
「今日はギャラリーフェブ(そら豆)に行こうかな」晴れた日にぽっかりと予定があいたなら、ギャラリーをのぞいてカフェでお茶を飲もう。街のパン屋さんから森の美術館まで、私の好きなお散歩コース。


宮部さんの時代小説はほんとにおもしろい。北見藩藩主の重興は、成りあがりの伊東成孝に藩のことをまかせていたのだが、代々の家老衆によって乱心を理由に「押込」と隠居させられた。重興は別邸・五香苑の座敷牢に幽閉され、成孝は切腹した。重興を救おうと各務多紀、多紀の従弟の半十郎、五香苑の石野、お鈴、医師の白田、周りの人々がそれぞれの個性がしっかり描かれていて徐々に乱心の原因の謎が明かされていく。これからどういう風に進むのか、早く下巻が読みたい。