内容紹介
仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。

📝 レビュー (くーさんさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
生活保護が題材になってるようだったので、初めは腰が引けていたけど読み続けていくうちに、手から本は離れないし涙で目が爛れそうだった。現実に立ち向かって生きていくのは大変なことだと諭される。自分の裕福さを身にしみて感じた。次回作にも期待。
読書履歴
2018/03/27
384ページ