須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996
この本の所有者
📝 レビュー (miyanさんのレビュー)
あれよあれよという魔に去ってしまった時期のエッセイたち。
まるでこちらのほうも途方もない迷宮に陥ったかのような
錯覚を覚えてしまいます。
それは、普通の人ならばまず、目を向けるどころか
彼らさえも扱いたくないいわば「春をひさぐもの」にも
目を向けることとなります。
ただし、彼女が見た悲しい光景は
真の「才女であり、条件がそろえば行為にいたる」
高貴な女性たちとは異なったものだったようです。
きっと、彼女は人生も急ぎすぎちゃったのかな。
読書履歴
AIが見つけた似た本
「須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)
支倉 凍砂
教会都市リュビンハイゲンを出立した行商人ロレンスと狼神ホロ。行商がてらホロの故郷ヨイツの情報を集めるため、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンにやってきた。そこで二人は、若い魚商人アマーティと出会う。ど...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)
斎藤 孝
青で「まあ大事」、赤で「すごく大事」、緑で「おもしろい」。三色ボールペンで色分けしながら文章に向き合うことは、シンプル且つ誰にでもできる読書法。最も簡単な、脳を鍛えるトレーニングツールだ。カチカチとボ...
東京てくてくすたこら散歩
伊藤 まさこ
「今日はギャラリーフェブ(そら豆)に行こうかな」晴れた日にぽっかりと予定があいたなら、ギャラリーをのぞいてカフェでお茶を飲もう。街のパン屋さんから森の美術館まで、私の好きなお散歩コース。
人生の伴侶であったペッピーノが彼女の前から
あれよあれよという魔に去ってしまった時期のエッセイたち。
まるでこちらのほうも途方もない迷宮に陥ったかのような
錯覚を覚えてしまいます。
それは、普通の人ならばまず、目を向けるどころか
彼らさえも扱いたくないいわば「春をひさぐもの」にも
目を向けることとなります。
ただし、彼女が見た悲しい光景は
真の「才女であり、条件がそろえば行為にいたる」
高貴な女性たちとは異なったものだったようです。
きっと、彼女は人生も急ぎすぎちゃったのかな。