メニュー
須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996

須賀敦子全集〈第3巻〉ユルスナールの靴・時のかけらたち・地図のない道・エッセイ/1993~1996

須賀 敦子

5
1人が登録
1件のレビュー

みんなの評価

5
5
1件
4
0件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

miyan
miyan
2016年12月読了
人生の伴侶であったペッピーノが彼女の前から
あれよあれよという魔に去ってしまった時期のエッセイたち。
まるでこちらのほうも途方もない迷宮に陥ったかのような
錯覚を覚えてしまいます。

それは、普通の人ならばまず、目を向けるどころか
彼らさえも扱いたくないいわば「春をひさぐもの」にも
目を向けることとなります。
ただし、彼女が見た悲しい光景は
真の「才女であり、条件がそろえば行為にいたる」
高貴な女性たちとは異なったものだったようです。

きっと、彼女は人生も急ぎすぎちゃったのかな。

この本を読んでいる人(1人)

読書ステータス

読了 1人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します