
📝 レビュー (Yooさんのレビュー)
評価:
3/5
レビュー:
ダン・ブラウンの処女作。暗号を巡る話で、ダン・ブラウンと言えば歴史と言う先入観があったのだ、最初にこんな話を書いたとは意外な感じがする。アメリカのNSAの暗号解読用計算機と、解読不可能な暗号であるDigital Fortress(原題)を巡る話で、アメリカとスペインで同時並行にストーリーが進んで行く。チャンスがピンチに入れ替わるスピーディーな展開で、息をもつかせない。しかし、最後のキーも長崎と広島と日本がらみなのに、登場する日本人の名前がとてもあり得ないものなのは、どうしたものか。アメリカ人にとって日本人なんてそんなものなんだと思わせる。最後の謎解きは少し簡単過ぎるかな。
読書履歴
2016/07/16
284ページ
日本人の名前がなんだか凄いね