
内容紹介
テレビ局に勤める早川俊平はある日公園で耳の不自由な女性と出会う。取材で人の声を集める俊平と、音のない世界で暮らす彼女。やがて恋に落ちる二人だが。

読書履歴
2015/08/27
199ページ
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Lv.66
相変わらず抜群の描写力だなぁと感動しました。
音の無い短編映画を見ているような、そんな感じ。
「聞こえない」ということを、こんなにも様々な角度や場面で切り取った小説って読んだことなかった。
お花見の場面の「微笑む恋人」「血」「桜」の描写は鳥肌立ちました。
余韻が残る小説でした。