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図説 メソポタミア文明 (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 メソポタミア文明 (ふくろうの本/世界の歴史)

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192回参照
2015年6月25日に更新

書籍情報

ページ数:
127ページ
参照数:
192回
登録日:
2015/06/25
更新日:
2015/06/25
所有者:
青 青さん

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内容紹介

紀元前3500年頃、ティグリス、ユーフラテス川流域に発祥した文明。文字(楔形)をもち、大麦を栽培し、神の命のもとで王が戦う―メソポタミア都市国家・帝国像を読み解く。
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📝 レビュー (青さんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
小林登志子氏のシュメルでは
「ウルクの大杯」最下段には「麦の穂とナツメヤシ」が描かれれているとされていたが、
本書では「大麦と亜麻」とされていた。
最近の説らしいが、はたしてどちら?亜麻についての理由は本書で。衣類がどうだとか

メソポタミアの度量衡の章は面白かった。実際に計算してみたかったな。
農業、国の建国神話と信仰などからも
測量は大事な技術だったんだなとわかる。

現在のイラクに藁で作った建物(人の家から家畜小屋まで)が
使われ続けているのは驚いた。
掲載されていた動物小屋の写真は
しばらく忘れられなさそう。
安全そうなら実際に見てみたいな。

図説だけあって浮彫や粘土板の欠損を
予想的に補修された図だとか
地図だとか多く取り入れていて
理解しやすいところが多かった。

読書履歴

2015/06/25 127ページ
2015/06/25 126ページ ライオンの狩猟はメソポタミアの君主に特権的な行為と認められていた。アッシリアは遷都しニムルド宮殿という豪華な宮殿を建てている。完成祝賀会はものすごい量の料理を振舞われたとか。
2015/06/25 105ページ 新帝国アッシリア。B.C2000中頃はエジプト・ヒッタイト・ミタンニ・カッシート・エラムの五大勢力でミタンニがヒッタイトによって衰退に乗じて出来たのがアッシリア。メソポタミアを統一しその後は内政に務めたが幾度と反乱に悩まされ、利益が脅かされた時には容赦ない報復を加えた。新興国なので古都バビロンにバカにされて1度破壊してる。その後反乱多すぎて二つに王国を分けるもバビロニア支配者に反旗を翻されてる。ゴタゴタ続いてアッシリア滅亡へ。一方バビロンは2度もエジプトに寝返ったをユダ王国に攻め入って滅亡させる.ユダヤ人はバビロンに強制移住(奴隷化)
2015/06/25 97ページ 神殿・ジッグラト。メソポタミアでは王が神に代わって地上を統治する政治思想が有力。神殿内は祭壇と供物台が鉄板。王の最も重要な責務は神の地上の住まい[神殿]の建設、修理・維持であった。なので、町は神殿を中心部とした巨大公共建造物群が中心に建てられる。
2015/06/25 94ページ 馬がメソポタミアで用いられるようになるには古バビロニア時代のB.C2000からで、もっぱらロバを使っていた。南部メソポタミアと外部の交易手段ら川の水運と家ロバによるキャラバンであった。神と王権「棒と輪」の謎
2015/06/25 80ページ メソポタミアの家畜、羊は山羊に先導役をさせる技術は現在西アジアでもみられる。重要な家畜は牛、ロバ、羊、ウマ科動物、犬であった。都市の住民や大組織が牧人と預託契約を結んで羊を飼育した。産まれた子羊で利益を配分する場合、毛・乳・肉のどれを得るかで違う。
2015/06/25 70ページ 灌漑農業は天水農業より収穫量が増大し安定した生産水準が期待される。エジプトでは川の増水時が秋頃なので水が引いたら種を蒔く,メソポタミアでは秋頃に減水期なので川から水を引き入れなければならない。そのために耕作地に灌漑水に含まれる塩基物が集積してしまうので、ことに排水に気を配り小麦より塩化に強い大麦に代わった。塩化が進んでも同時代の天水農業地域に比べるとまだ安定した生産力を誇っていた。元から耕作に向いていた地域のエジプトなど大陸西部は散播が伝統であったが、工夫が必要なメソポタミアでは東アジアが用いた種子の条播や条植がされていた。
2015/06/25 66ページ 都市規模の方が耕地や水路の維持管理に必要な集団労働体制を編成した時に最も効果的である。
2015/06/25 66ページ メソポタミアが長く都市国家だった理由=ティグリス、ユーフラテス川の流路がよく変わっていたため、その度に沼沢の場所が変化→耕地の引越しが度々起る→一カ所に留まれない
2015/06/25 66ページ

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青
Lv.10

うはあ、地理感がないから感覚掴めない。
とりあえずメソポタミアの話。

読み慣れてない文明分野なので
慣れる為に図が多くて
簡単に読めそうなのをチョイス。
また読み直したい。

流し読みした限り、
メソポタミアを一次資料の図や
写真やら地図をたくさん用いてるので
初心者な私にも何とか分かりそう。

出土した粘土版の文献学とか
壁画やらの図像学(で、合ってるのかな?)を融合した書であるのかな。。。
良い感じな本
…知識が…ない笑

もう一回読むのを挑戦したい。

市立図書館

青
Lv.10

小林登志子氏のシュメルでは
「ウルクの大杯」最下段には「麦の穂とナツメヤシ」が描かれれているとされていたが、
本書では「大麦と亜麻」とされていた。
最近の説らしいが、はたしてどちら?亜麻についての理由は本書で。衣類がどうだとか

メソポタミアの度量衡の章は面白かった。実際に計算してみたかったな。
農業、国の建国神話と信仰などからも
測量は大事な技術だったんだなとわかる。

現在のイラクに藁で作った建物(人の家から家畜小屋まで)が
使われ続けているのは驚いた。
掲載されていた動物小屋の写真は
しばらく忘れられなさそう。
安全そうなら実際に見てみたいな。

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予想的に補修された図だとか
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