
内容紹介
“尽果”バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。様々な傷を負った人間が、集まってくる。左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎めいた女性・マリア。母を殺したと駆け込んできた若者。乱暴だが心優しい漁師。そしてマリアの事をひどく憎んでいる老女。人々との関わりを通して、頑になっていた紫紋の心と体がほどけていくが、それは逃げ続けてきた苦しい現実に向き直る始まりでもあった...。生き直す勇気を得る、衝撃の感涙長編。

読書履歴
2014/06/04
317ページ
AIが見つけた似た本
「まぐだら屋のマリア」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました