
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫)
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2014年2月14日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
本読みには有名な本であるが、想像以上で、正直たまげた。全編ほぼ、老作家とその愛人の3歳の金魚(!)の会話である。ホントに赤くて目がキラキラ出目気味のおなかのふっくりした金魚なのである。金魚としてミジンコや冷たい水を要求しつつ、愛人手当をねだる。もう、金魚の会話や振る舞いの情熱的で我が儘で気まぐれで可愛いくって何ともエロティックなこと!こんな台詞をはく。「金魚はおさかなの中でも、何時でも燃えているようなおさかななのよ、からだの中まで深紅なのよ。燃えているから、おじさまに好かれているんじゃないの。」金魚・人間間のエロティックな会話が続くので省略する。いやはや凄い小説である。
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