ないもの、あります (ちくま文庫)
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どこかにいってしまったものたち
クラフト・エヴィング商會
本書には、「クラフト・エヴィング商会」の長くて風変わりな歴史が、さまざまなかたちで封じ込められてもいます。本書は、著者が取り扱ったものたちの中で、さまざまな理由により「今は存在していないもの」すなわち...
きつねのはなし (新潮文庫)
森見 登美彦
「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴...
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
池井戸 潤
事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るため...
きらきらひかる (新潮文庫)
江國 香織
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが...。セックス...
舌鼓、左うちわ、針千本、思う壺…そんな言葉を実体化させて商品として売るという内容。駄洒落のようでいて、ちゃんと意味は通っている。こういう言葉の遊びは大好き。読みやすく綺麗な色使いの中身のデザインも含め、全体の雰囲気はデザイナーとしての仕事のように思えてしまうが、巻末の赤瀬川原平寄稿の「とりあえずビールでいいのか」が、言葉にこだわる文学であることをしっかり印象づける。