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良い戦略、悪い戦略

良い戦略、悪い戦略

リチャード・P・ルメルト

この本の所有者

9人が登録
135回参照
2013年2月2日に更新

書籍情報

ページ数:
410ページ
参照数:
135回
登録日:
2013/02/02
更新日:
2013/02/02

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📝 レビュー (konderbirdさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
前半は面白いなぁ、と思いながら読んでいたが、
後半は若干退屈だったかも。。



■良い戦略に必要なのは、
さまざまな要求にノーと言えるリーダーである。
戦略を立てるときには、
「何をするか」と同じぐらい「何をしないか」が重要なのである。

■自社の強みと弱みをみきわめ、
状況のちゃんすとリスク(あるいは敵の弱みと強み)を評価し、
自社の強みを最大限に活かす

■悪い戦略の四つの特徴
・空疎である-戦略構想を語っているように見えるが内容がない。
華美な言葉や不必要に難解な表現を使い、
高度な戦略思考の産物であるかのような幻想を与える

・重大な問題に取り組まない-見ないふりをするか、
軽度あるいは一時的といった誤った定義をする。
問題そのものの認識が誤っていたら、
当然ながら適切な戦略を立てることはできないし、
評価することもできない。

・目標を戦略ととりちがえている-悪い戦略の多くは、
困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、
単に願望や希望的観測を語っている。

・まちがった戦略目標を掲げている-戦略目標とは、
戦略を実現する手段として設定されるべきものである。
これが重大な問題とは無関係だったり、
単純に実行不能だったりすれば、
まちがった目標と言わざるを得ない。

■本物の専門知識や知見の特徴は、
複雑なことをわかりやすく説明できることにある。
これに対して悪い戦略の特徴は、
わかりきったことを必要以上に複雑に見せかける。

■どんなプロジェクトでも状況が完全に
解明されているということはめったにない。
このようなとき、リーダーは複雑で曖昧な状況を整理して、
何とか手のつけられる状況に置き換えなければならない。
だが、多くのリーダーがここでつまずいてしまう。
何に取り組めばよいのか曖昧なままにして、
むやみに高い目標を掲げてしまうことが多い。
近い目標を設定してチームが動けるようにすることが
リーダーの大切な使命である。

読書履歴

2013/02/02 410ページ

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