
良い戦略、悪い戦略
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書籍情報
- 著者:
- リチャード・P・ルメルト
- ページ数:
-
410ページ
- 参照数:
- 129回
- 登録日:
- 2012/07/19
- 更新日:
- 2012/07/28
- 所有者:
-
hideponさん
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読書履歴
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戦略、良く言われる言葉なのですが自分の中では今イチ腑に落ちていません。実践していないせいもあるのでしょうけど。
以下はメモ:
・興奮と熱狂とノリをこね合わせたような「戦略」が、悲しいかな次第に一般的になっている。
・良い戦略には、しっかりした論理構造がある。私はこれを「カーネル(核)」と読んでいる。戦略のカーネルは、診断、基本方針、行動の三つの要素で構成される。
・悪い戦略の四つの特徴:空疎である、重大な問題に取り組まない、目標と戦略をとりちがえている、まちがった戦略目標を掲げている
・悪い戦略はまた、お仕着せの穴埋め式テンプレートからも量産されている。
・企業でも、あるいは政治でも、同じ行動パターンが長く続けられているほど、それは深く根を下ろし、既得権と化す。
・今日でも、有能なストラテジストがやっていることは決定ではなく設計であり、選択肢の中から選ぶのではなく自らデザインしている。
・戦略とは仮説である
ためにはなりましたが、やっぱり本を読んでおしまいではなくて自分なりに組み立て見て実践してみてってのを繰り返さないと意味ないんだなーと。やってみますか。
前半は面白いなぁ、と思いながら読んでいたが、
後半は若干退屈だったかも。。
■良い戦略に必要なのは、
さまざまな要求にノーと言えるリーダーである。
戦略を立てるときには、
「何をするか」と同じぐらい「何をしないか」が重要なのである。
■自社の強みと弱みをみきわめ、
状況のちゃんすとリスク(あるいは敵の弱みと強み)を評価し、
自社の強みを最大限に活かす
■悪い戦略の四つの特徴
・空疎である-戦略構想を語っているように見えるが内容がない。
華美な言葉や不必要に難解な表現を使い、
高度な戦略思考の産物であるかのような幻想を与える
・重大な問題に取り組まない-見ないふりをするか、
軽度あるいは一時的といった誤った定義をする。
問題そのものの認識が誤っていたら、
当然ながら適切な戦略を立てることはできないし、
評価することもできない。
・目標を戦略ととりちがえている-悪い戦略の多くは、
困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、
単に願望や希望的観測を語っている。
・まちがった戦略目標を掲げている-戦略目標とは、
戦略を実現する手段として設定されるべきものである。
これが重大な問題とは無関係だったり、
単純に実行不能だったりすれば、
まちがった目標と言わざるを得ない。
■本物の専門知識や知見の特徴は、
複雑なことをわかりやすく説明できることにある。
これに対して悪い戦略の特徴は、
わかりきったことを必要以上に複雑に見せかける。
■どんなプロジェクトでも状況が完全に
解明されているということはめったにない。
このようなとき、リーダーは複雑で曖昧な状況を整理して、
何とか手のつけられる状況に置き換えなければならない。
だが、多くのリーダーがここでつまずいてしまう。
何に取り組めばよいのか曖昧なままにして、
むやみに高い目標を掲げてしまうことが多い。
近い目標を設定してチームが動けるようにすることが
リーダーの大切な使命である。