
プラチナデータ (幻冬舎文庫)
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一日で読了。
ある天才少女が開発したプログラムにより、DNA解析から犯人の詳細まで割り出す手法が確立され、それが法律で取り入れたことにより、検挙率が上昇した。そんな中でDNAから犯人が導き出せない事件が立て続けに起きる。それを追う刑事と、DNAデータを数多く集める二重人格の科学者。
そんなときに天才少女が殺され、その場に残された毛髪のDNAから犯人が科学者であると特定された。もう1人の自分が起こしたかもと疑問を抱きつつも、警察から逃げ続けながら少しずつ事件の真相に近づいて行く。
その鍵となるのが天才少女が死ぬ直前に完成させたとされたモーグルというプログラム。これが最後のピースとなり、DNAシステムは完成するとされた。このプログラムにはプラチナデータというものが含まれており、そのプラチナデータとは上層部、特権階級やその親類のDNAデータのこと。
DNAシステムの導入により幅広くそのデータの収集を行っていた一方で、特定の人たちのデータは隠され、わざと誤った結果が導き出される様にプログラムされていた。
このことを公にされるとまずい上層部は、この事件を公表せず限られた人員による秘密裏の調査により解決しようとした。犯人は主人公の多重人格の研究者の主治医であり、人を思う様に支配することに喜びを感じていた。
結局のところ平等と謳われていたものが階級差をよりはっきりと作り出し、管理するものとされるものとの差が明確化した。
人間と機械の違いとは、心はどこからくるのか、遺伝子はどこまで人を形作るのか。知らないうちに管理されており、それすら気づかない様な世の中になりつつあるのかもしれないということを考えさせられた。

一気に読んじゃったよー!
映画楽しみだよー!

人物描写が丁寧ではないので、なかなか覚えられないが、内容は面白く一気読みでした。あり得る話しで面白い。ハリウッド映画化なんかも可能じゃないかな



映画化されるので、興味があって読みました。この本を読み終えてから、映画の予告をみましたが、「プラチナデータ」という言葉の意味が、小説と違う扱われ方をしていた様に思ったので、少し残念に思いました。 小説の感想は、最後の方で犯人が推測できた。主人公に協力する白鳥さんという女性がもう少し最後まで絡んできたら別の展開があったのかな?と思いました。個人的な感想です。

登録されたDNAからプロファイリングとやらでモンタージュまでできてしまい、この人の三親等以内に犯人がいると言うことまでわかってしまうと言う警察庁のシステムを巡る物語。逃走と謎解きが話の中心。しかし、終わり方が…。そっちが主題だったのですかと、まあ納得はするものの、やはり、どうにもスッキリしない。

やっぱり、面白い!
ってか、このストーリーを描けるって凄いなと思う。
国民のDNAを全て国が管理する、だけどそれには欠陥がある。プラチナデータ。
それを解き明かすモーグルというプログラム。
さらには、多重人格。
映画を見てから、本を読んだ形。
映画のストーリーと本では多少異なる部分があるけど、本のストーリーの結末の方が好きだな♪

なんというか、とても面白かった。起承転結がしっかりとしていて、個人的には大いに腑に落ちることができる結末であるし、個性豊かで魅力的な人物ばかりである。したがって読んでいて飽きることはない。これは、もしかしたら著者の優れた構成力、文章力の賜物なのかもしれないが。
本書を手に取ったきっかけはやはり、映画化である。しかし、恐らく内容は本書と異なるのではないか、と考える。なぜなら、映画で用いられる「プラチナデータ」の意味と、本書で語られるそれの意味とは、違っているだろうと思うからだ。
映画では恐らく、"全国民のDNAデータを結集した情報の宝庫"という意味合いなのであろうが、本書のそれは"万一、DNA捜査に引っかかるとまずい、権力をもった立場の人間たちのDNAデータ"と言ったとこだろうか。とにかく神楽が完璧だと豪語するこの優れたシステムにも、権力が介入していたのだ。いつの時代もそうである。
しかし、これが悪いことだとは思わない。立場の高い人間は守られて当然である。だからと言って、それを保証に犯罪を起こすのは言語道断であるが。
天才数学者であり、DNA捜査システムの開発者でもある蓼科早樹が「プラチナデータ」の秘密を露呈するために作った「モーグル」というプログラム。彼女はこうしたことをする人物だっただろうか。先天的に顔に刻まれた紫色の痣。これによって彼女は心を閉ざし、その代わりと言うべきか天才的な頭脳を得た。その能力を見出した神楽は彼女に近づき、DNA捜査システムの開発へと協力を要請した。
僕は彼女が彼女のままだったら、こんな誘いには乗らなかっただろうと思う。では、なぜ彼女は協力したのか。それはひと重にリュウのお陰だろう。彼らは互いに惚れたのだろう。見たものしか信じないリュウの眼には、早樹はスズランのように映り、早樹には外見でものを判断しないリュウが魅力的に見えたのではないか。早樹は本文にもあった通り、心優しい乙女らしい心の持ち主であった。
しかし、上からの圧力には抗うことはできず、「プラチナデータ」を隠すように設計したが、自身の行為の愚かさ、過ちに気づき「モーグル」を開発した。が、それが邪魔な、所謂権力を持った人間に殺された。
やはり遺伝子だけでは人間の人生は計れない。計れないし、予測もできない。人間、もしくは生物が優れているのは「心」があることだし、同時にそれこそが機械に真似できない唯一の部分でもある。
DNAが管理される世の中には賛成であるが、本書のような権力の横暴があってはならない。
具体的な、近未来の話だった。
ネタバレ
なぜ神楽龍平がDNAプロファイリングにより犯人だとされたか。
→リュウが会い、描いていた少女であるスズランは、実は蓼科早樹であり、リュウの人格が表出している時だけ彼女は監視カメラを欺きアトリエに赴いていたから、彼女の衣服にリュウの、あるいは神楽の毛髪が付着していたから。(早樹の豊満な身体つきは、リュウにはスズランのような細身の身体に見えていた。)
プラチナデータとは?
→上に書いたとおり。
モーグルとは?
→プラチナデータを隠すシステムを清算するプログラム。
水上教授の目的は?
→電トリと呼ばれる脳を麻痺させる機械をさらに強力にさせることで、人間を操ろうとした。一連の殺人はそのための実験の結果。

う〜んイマイチ。。

題材は面白いけど、ちょっと無理のある展開かなー
やっぱ2重人格とかでてくると、実在するけどなんでもありな流れになっちゃう気がしてミステリーにしては不満(>_<)

面白かったぁ

二重人格の主人公!犯罪防止の完璧なシステムを双子が作ったが、殺される!
DNAは主人公が犯人と特定。もちろん犯人は主人公ではない。まさかの精神科の先生。偉い人、地位を高い人、政治家などを犯人にさせるべきではない、捕まらないように細工をした。邪魔なやつは殺していた。
プラチナデータ。
































































































