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シンセミア〈4〉 (朝日文庫)

シンセミア〈4〉 (朝日文庫)

この本の所有者

(5.0)
4人が登録
26回参照
2012年4月5日に更新

書籍情報

ページ数:
294ページ
参照数:
26回
登録日:
2012/04/05
更新日:
2012/04/05
所有者:
so soさん

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内容紹介

不穏な事件が相次ぎ、未會有の災害にも見舞われて、神町の夏は悪夢のうちに過ぎようとしていた。暴かれる秘密の関係、呼び戻される恐るべき過去...いったい誰が神の怒りに触れたのか?“神町クロニクル”は大団円に向け疾走する。著者最高の傑作長篇、ついに全4巻完結。
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自殺、事故、殺人、豪雨、陰謀、暴力、欲望…。それらがドミノ倒しのように連鎖しながら起こっていって、それぞれの悪意のかけらが少しずつリンクしていって、最後に残ったものは…やっぱり悪意。
いいんですか?こんな悪意が存在してていいんですか?!!!!
市井の人の面の皮をかぶって、こんな悪がここにもあそこにも。
でも目を背けられない。
この町にはびこる秘密と悪意を覗かずにはいられない。そんな小説でした。
ここに描かれている秘密と悪意は、読む側にとってずばり甘い蜜。
そんな絶望的な気分は、まさに盗撮をやめられない主人公たちの心境そのものだったのかも、と読み終わって気づきました。
こいつらには絶対共感できねぇ!!と嫌悪感すら抱いていたのに。
やられた…。二重の意味で背筋が凍りました。。

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