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それから (角川文庫)

それから (角川文庫)

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(5.0)
6人が登録
22回参照
2012年1月8日に更新

書籍情報

ページ数:
363ページ
参照数:
22回
登録日:
2012/01/08
更新日:
2012/01/08

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内容紹介

三部作の前作「三四郎」で描かれた淡い恋愛は、この作で、より深刻な人間的苦悩にいろどられる。自然の情念に引きずられ、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦しみは、明治四十年代の知識人の肖像でもある。三角関係の悲劇を通して漱石が追求したのは、分裂と破綻を約束された愛の運命というテーマだった。西洋化する近代日本文明への失望と封建的道徳の偽善の狭間で苦悩する自意識を描き鋭い文明批評ともなっている。明治42年作。
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