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恋するために生まれた

恋するために生まれた

江國 香織

この本の所有者

(3.0)
4人が登録
24回参照
2011年12月1日に更新

書籍情報

ページ数:
206ページ
参照数:
24回
登録日:
2011/12/01
更新日:
2011/12/01
所有者:
yan yanさん

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恋は広大な宇宙に生まれる一瞬にも似た激しいスパークそのもの。
愛は太陽のコロナのような、永遠を縁取る決して途切れることのない尊い炎のようなもの。

恋はスパーク、愛はコロナ。
スパーク…火花

自分を失っていられるものが恋。
愛は、はっきりと自分が見えている状態のもの。

僕は、いつも自分を失っていたいと切望してきた人間です。
僕は自分ほど理解に難しい存在を知りません。
僕の小説のテーマ、人生のテーマは、いつも自分を見失っていたいと思うこと。
自分を失うのに最も適した行為が恋。
恋をしているとき、僕は確実に自分を失うことができる。もしも僕が僕を失わずに恋をしていたとしたら、それはまだ恋をしているとは言い切ることができません。本気で恋をすると、僕の場合は抑えがきかない。
実際は冷静さなんて持つ余裕すらないのが僕の恋なんです。
そして僕はそこにいつも心地よさを覚えていました。
後になって、恋は過去形として僕の心に残って行きます。
愛の中の恋心とはとても重要なものです。愛の中には守らなければならないものや、我慢しなければならないものなど、が無限に犇いているのに、その苦痛さえもが、幸福に思える瞬間がある。
二人とも真剣に恋をする性質。

普通の生活というのは、決して自分一人で作られるものではない。
結局、恋愛好き。恋多きいう意味ではなく、恋愛という概念が好き。
恋が欲しいのではなく、その人が好き、その人を失いたくないと思う。
私のいう恋に、片思いは含まれない。恋は、二人の間にあるものだから。

でも、きっと恋するために生まれてきた、というねは一緒だね。
僕は、恋は全て一人からはじまるものだと思うのです。絶対片思いからはじまる。いつも片思いが出発で、打ち明けたけど振られたものの中にもやはり尊いものがありました。
僕は学生の頃、何をしても無駄だと考えていた一時期がありました。無気力。空虚さ、自分が欲するものが何かわからない。自分そのものが伽藍堂のように感じてしまう。だから僕は、未来に希望を感じたことはありませんでした。恐ろしく不安な日々。そこから脱出するために僕はあることを考えたのです。何もないところから生み出してみよう。という試みでした。

愛だろうと、恋だろうとどっちでもいいという考え方が最も気楽な選択肢ですが、ぼくは何故か、恋に傾いてしまう。恋は愛の穴ぼこを埋める大切な気持ちなんだ。
恋の始まりについて、秩序も、規則も、自分と相手の間にしかない。恋をすることは、荒野に立つのと同じである。人と比べることがない。能天気でいられる。恋愛は絶望的。恋愛はもう絶対なんだって。個人的に絶対だと思い込める。もう何もかも捨てても、私にはこれしかない、これが欲しい、一瞬でも、はっきりそう思えるもの。それが私にとっては恋愛だった。

相手の自由を奪わない、自然な関係がいいのです。ここにぼくはいるよ、といつも言える愛の関係、だからこそ強く結ばれるような恋愛があってもいいのだと、思いました。大木。四季を通してじっと彼女を見つめています。
僕は愛したことを思い出せたらなぁと思う。それは恋に行きた証。恋とはまず、一方的にこちら側からそちら側へと届けようとする行為からはじまる。

恋する人が突然に詩を紡いだり、手紙を綴ったり、風や空の色や木々の葉が揺れることに心が動かされるのは、恋という病に与えられた素晴らしい特質なのです。

僕は、恋が愛に発展しても、相手よりも強く愛していたい。恋が愛に変わっても、恋のような愛をしていたい。

僕は恋をし続けることができるパートナーを探したい。そして、一方的にずっと恋をして生きていたい。愛されたとしても、こちらからは、恋を返し続けたい。そして人生の最後に、それがもう何が起こっても揺らぐ事のない無償の愛だったと気がつけば、それでいいような気がして仕方ありません。それが理想かな。永遠の恋人。やさしき二人。

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