レビュー
yuchan
2022年9月読了
連作短編集。「資料室の幽霊」不倫の前科がある40代アナウンサー三木邑子が新人の雪乃と一緒に元カレの幽霊と対時してどうにか成仏させることができた。邑子は雪乃の凛とした言葉に救われた。「泥舟のモラトリウム」50代ディレクターが早期退社の同期に不安を感じたり娘とうまくいかなかったりするのだが、最後は娘が歩み寄ってくれた。「嵐のランデブー」タイムキーパー20代佐々の過去が衝撃すぎた。「眠れぬ夜のあなた」30代AD。ぐちゃぐちゃな心の中の声に共感した。作者の人間の内面の言葉の使い方が独特で刺さった。
この本を読んでいる人(1人)
読書ステータス
読了
1人