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感傷夫人 (1959年) (角川文庫)

感傷夫人 (1959年) (角川文庫)

伊藤 整

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レビュー

miyan
miyan
2012年7月読了
流れるような不思議な文章。
少しダークな面も描かれてはいるものの
すごく綺麗な文章なのです。

一人の男とその男が犯したある過ち。
そのせいで彼のいとしい人との間に
亀裂が生じてしまうのです。
だけれどもその過ちの元となった人も
散々苦しんだのです。

だけれどもこうなったとしても
今の女性にはこう思う気持ちは決してないでしょう。
そこの点、倫理の低下は嘆くべきことで…

美しい作品でした。
最後の終わり方はなお、美しいです。

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