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部分と全体―私の生涯の偉大な出会いと対話

部分と全体―私の生涯の偉大な出会いと対話

W.K. ハイゼンベルク

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2012年1月読了
不確定性原理と言えばハイゼンペルク。と言っても不確定性原理自体ちゃんと理解していないのですが。

その氏が残した対話集とでも言えば良いのでしょうか。ちなみに、登場するのはボーア、アインシュタイン、プランク、フェルミ、シュレーディンガーなどなど錚々たる面子。すごすぎです。そして、みんな頭良過ぎでついていけません。でも、いろいろと心に残る部分がありました。

ちなみに氏は第一次大戦後から第二次大戦中のドイツにいたのでナチスの青年との対話と言うのも収録されています。あと、原子爆弾開発の下りも。この辺りも非常に興味深い。

以下はメモ:
・クリストフ・コロンブスのアメリカ発見について、そもそも彼の偉大な点はどこにあるか、ということをきく人があるならば、それは西回りのルートでインドへ旅行するのに、地球が球形であることを利用しようというアイディアではなかった、と答えねばならないであろう。<中略>そうではなくて、この発見的航海で最も困難であったことは、既知の陸地を完全に離れ、残余の貯えでは引き返すことがもはや不可能であった地点から、さらに西へ西へと船を走らせるという決心であったに違いない。
・「デウス・エックス・マヒナ」ラテン語でいつでも必要なときに予期しないのに突如として現れて助けてくれる神のような機械。
batic
学習する組織 p321 対話の重要性

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