レビュー

zooko012
2014年6月読了
「偏差値47」なのに、灘・ラサール等を倒す、将棋日本一の岩手高校に関する本書。部の顧問著の「部の歴史と運営方針の部」と、将棋記者による2013年の団体戦顛末記からなる。岩手高校将棋部については、TVのドキュメンタリーにもなり、賞も受賞しているが、本書も面白い。放任しつつ、強い者のにも弱い者にも温かい眼差しを注ぐ藤原教諭、支えるOB、そして、生き生きとした部員達。偏差値どうこうというより、高校生活って、部活動って、いいよね、と郷愁の念にかられた。