
この本について
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レビュー

「わたしは何も出来ないただの主婦」と、言う人がいる。でももし本当にそうなら、何も出来ないただの主婦になりたくて今の自分の姿があるんじゃないのかと思う。数々の選択があったはず。それを自分で選んで来たはず。
もし何も出来ないただの主婦が嫌なら今すぐその職業?をやめてるはず。
嫌なら耐えられないし、そこから抜け出す努力をするでしょう。
やめないなら、それが心地よいし幸せなのだと思う。
それぞれの価値観と人生がある。
何も出来ないただの主婦になりたくてなって今幸せなら全然いいやんと思う。
働きたい人が働いてるし、世界を本気で変えたいと思った人が変えてる。
他人の人生と比べて、自分はただの主婦だからと言われると、いつも絶句してしまう。
この著者は、学生時代にビルマの辺境へ行き、軍事政権や難民の人達の現状を伝える研究者になろうと多忙な毎日を送ってる中で25歳の若さで急に難病になった。全身あらゆる箇所の疾患と触られただけで針を刺されるような痛み、関節を動かすだけで激痛、難病と診断されるまでのあらゆる過酷で拷問のような生態検査。
全身の激痛だけじゃなく、常に38度以上の熱で1年中インフルエンザ状態の寝たきり。まさに「何も出来ない」状態の著者の壮絶な闘病生活。
を、ユーモアな切り口で書いているのが本当に本当に本当にすごい。
自分は何も出来ないただの主婦。
何かやりたくても子供がいるから何も出来ない。
本当に簡単に何も出来ないと口にしてしまう女性に読んでもらいたい。
本当に自分は何も出来ないのか、良く良く良く分かると思う。
この本を読んでいる人(23人)

Manon
読了

northeast57
読了

MD
読了

エリ
読了

yunishii11
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A.N.M.C.
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tarja

みゆび

Kaede
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もん
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しょうた
読了

hiyoco
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他11人