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困ってるひと

困ってるひと

大野 更紗

3.6
23人が登録
4件のレビュー

この本について

ある日、原因不明の難病を発症した、大学院生女子の、冒険、恋、闘い―。知性とユーモアがほとばしる、命がけエッセイ。

みんなの評価

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レビュー

northeast57
northeast57
2011年6月読了
万民必読の書。
抱腹絶倒、絶体絶命、究極の生存闘争。この「文明国」における、弱者への補償、保護の欠如を、リアルにビビッドに語る。
⇒この国はとてもとても間違ってるぞぉ~!!
エリ
エリ 2012年1月読了
140pまでの感想。
「わたしは何も出来ないただの主婦」と、言う人がいる。でももし本当にそうなら、何も出来ないただの主婦になりたくて今の自分の姿があるんじゃないのかと思う。数々の選択があったはず。それを自分で選んで来たはず。
もし何も出来ないただの主婦が嫌なら今すぐその職業?をやめてるはず。
嫌なら耐えられないし、そこから抜け出す努力をするでしょう。
やめないなら、それが心地よいし幸せなのだと思う。
それぞれの価値観と人生がある。
何も出来ないただの主婦になりたくてなって今幸せなら全然いいやんと思う。
働きたい人が働いてるし、世界を本気で変えたいと思った人が変えてる。
他人の人生と比べて、自分はただの主婦だからと言われると、いつも絶句してしまう。

この著者は、学生時代にビルマの辺境へ行き、軍事政権や難民の人達の現状を伝える研究者になろうと多忙な毎日を送ってる中で25歳の若さで急に難病になった。全身あらゆる箇所の疾患と触られただけで針を刺されるような痛み、関節を動かすだけで激痛、難病と診断されるまでのあらゆる過酷で拷問のような生態検査。
全身の激痛だけじゃなく、常に38度以上の熱で1年中インフルエンザ状態の寝たきり。まさに「何も出来ない」状態の著者の壮絶な闘病生活。

を、ユーモアな切り口で書いているのが本当に本当に本当にすごい。

自分は何も出来ないただの主婦。
何かやりたくても子供がいるから何も出来ない。

本当に簡単に何も出来ないと口にしてしまう女性に読んでもらいたい。
本当に自分は何も出来ないのか、良く良く良く分かると思う。

















yunishii11
yunishii11 2011年10月読了
読了。
泣いて、不適に笑い、
難だなぁ〜と感慨に耽る。
もん
もん
2012年1月読了
印象的な話、思い込みの激しい著者、奮闘記

読書ステータス

読書中 1人
読了 19人
読みたい 2人